天体観測クラスもあっという間に最終回に。最終回はALMAって何?です。
ALMAのお話の前に、金星探査機あかつきの話から。なんと、授業のあった12/7はあかつきが金星軌道への再投入をチャレンジする日!チャレンジを前に、金星とあかつきのおさらいです。
金星は地球とほぼ同じ大きさで、地球の兄弟星との言われています。しかし、金星は厚い二酸化炭素の大気で覆われています。太陽に近い金星では水が蒸発してしまうため海がなく、二酸化炭素が石灰化されなかったことから、二酸化炭素濃度が高いそうです。金星ではスーパーローテーションと呼ばれる秒速100mの非常に強い風が一定の方向に吹いているそうです。
あかつきは2010年当初スーパーローテーションの軌道に乗せる予定でしたが、メインエンジンの不具合により、失敗。太陽の回りを回っていましたが、最終回のクラスがあった12/7に金星の軌道に最接近するところを狙って、再投入されました。クラスで当時の苦労話を聞いたので、後に投入成功と聞いて一際嬉しく感じました^^
さて、ここからALMAの話。ALMAはチリのアタカマ高原にある電波望遠鏡です。光で見る望遠鏡では見えないものが、電波望遠鏡では見ることができ、銀河系の形成や進化を知るのに重要な役割をしているそうです。
例えば、通常の望遠鏡で見ると離れている星も、電波望遠鏡で水素原子ガスの状態を調べると、相互に作用していることが分かり、星が衝突しそうとか、合体した後とかが分かるそうで、どのように銀河が形成されていくかを知ることができます。
太陽系では水金地火木土天海冥の惑星が太陽の回りを回っていますが、中心付近の惑星は岩石質で小さな星、外線部の惑星はガス質で大きな星だそうです。太陽に近い中心付近の惑星では水分が蒸発されるため、蒸発しにくい岩石が残り、小さな星に。逆に太陽から遠い惑星では、ガスや水分、氷の粒等が集まり、大きな星になったそうです。このように太陽系の形成や状態も電波望遠鏡を利用することで知ることができるそうです。
最終回もいろいろと勉強になりました。先生!クラスの皆さん!!3ヶ月間楽しかったです。ありがとうございました☆
クラス委員七里